保護中: 身長を伸ばしたい|身長増進サポートプログラム
身長は遺伝だけでは無いと知っていましたか?
勿論遺伝は大きな要素ですが・・・
日本人の平均身長は男性が171.5cm、女性が157cmないし158cm台となっており、ここ30年でほぼ変化しておりません。これは日本人という大きな括りでの遺伝と言えるでしょう。
高校生世代の平均身長は、文部科学省「学校保健統計調査」の2021年度の調査によると、男子が168.6cm〜170.8cm、女子が157.3cm〜158.0cmの範囲となります。
まずよくある質問で、身長の遺伝は母親と父親のどっちの影響を受けやすいでしょうか?
結論、どちらの遺伝的影響を受けやすいと断定はできないと言われています。
ですが両親がどちらも高身長なら高身長になる可能性が高いと言われています。(遺伝)
しかし個人個人を見てみると色んな遺伝のパターンがあり
両親の身長が高い=遺伝身長が高い
→しかし身長が低くなったパターン
両親の身長が低い=遺伝身長が低い
→しかし身長が高くなったパターン
という事例が存在します。
これらの振れ幅はおおよそ決まっており、男の子であれば遺伝身長±9cm。女の子であれば遺伝身長±8cmの振れ幅があると言われています。この振れ幅がとても重要で、両親が身長が低くてもお子様が最大限大きく成長できる可能性があるのです。
平均値で計算してみると
日本人の平均身長で計算してみましょう。わかりやすく小数点は省きます。
両親の身長を男性171cm、女性157cmとします。
男の子の可能性身長 161,5〜中央値170,5 〜179,5cm の間で振れ幅が出ると言われています。
女の子の可能性身長
上記より身長の振れ幅はとても大きく、可能性があるのがわかると思います。
身長の遺伝計算方法
振れ幅の計算式
■男の子
遺伝身長={(父親の身長+母親の身長+13)÷2}±9
■女の子
遺伝身長={(父親の身長+母親の身長ー13)÷2}±8
男女の計算式の違いとしては、両親の身長から13を足すのか引くのかです。
この13という数字は、男女の身長の差を考慮したものになります。
また、男子の±9 女子の±8 こちらは遺伝身長の振れ幅を考慮したものになります。
おおよその計算式 男子= (両親の身長の合計+13)/ 2+2 女子= (両親の身長の合計-13)/ 2+2
身長が大きく伸びるタイミングは人生で2回!
第一次成長期
約50㎝の身長で生まれた新生児は、生後1年で急激に成長し1年後には70~80㎝にまで成長します。
そして4歳になる頃には、新生児期の約2倍近くになるほど身長は伸びるのです。
第二次成長期
身長か伸ばす為に重要なタイミングが第二次成長期となります!
個人差はありますが、男子は約13.05歳、女子は約11.06歳頃にあたります。
この第二次成長期には、1年間に男子は約10〜12㎝、女子は約8㎝も身長が伸びます。この急激な伸びをみせるこの時期を“成長スパート”といいます。
成長スパートの時期を過ぎると、身長の伸び率は徐々に減少し、一般的に男女共18歳頃には身長の伸びが止まります。
ご来院のタイミングは第二次成長期あたり
この年齢の前辺りから18歳までが成長サポートプログラム対象となります。
身長が伸びる仕組み
身長が伸びる=骨が伸びる
そもそも身長が伸びるとは、 骨1本1本の両端には「骨端線」という軟骨部分があります。この部分に、脳の下垂体から分泌される成長ホルモンや、成長ホルモンによって産生が促されるソマトメジンCという物質が働きかけ骨を伸ばします。これによって身長が伸びるのです。
この骨端線は大人になると固くなり、それにより骨の伸びが止まります。この骨端線がやわらかい成長期のうちに、いかに骨を伸ばす環境を整えてあげるかによって将来の身長が決まります。一生の中で身長を伸ばせる時期は実はすごく短いのです。
特に太ももの骨(大腿骨の骨端線)が一番伸びると言われています。